植物は本来、太陽の光と水と二酸化炭素があれば自分で成長できます。
しかし、養分が無ければ勢いよく成長することは出来ません、このために養分(肥料)を施すのです。
今施しているのは秋肥といって、来年の新芽の出てくる土台を作るための肥料です。人も丈夫な体でなければ働けないように、茶樹も健康で強く育った枝葉からでないと良質な芽が出てきませんから、そのために施すのです。
肥料の質も問題になります。人がサプリメントだけではいけないように、茶樹も化学肥料だけではだめなんです。そこで有機質肥料が重要になるわけです。
私は、ぼかし肥料といって魚や米ぬかなどの有機質に微生物で発酵させた肥料を使います。これは茶樹が養分を吸収しやすくするために使います。

私が使う肥料撒きの機械です。
左から ①背中に背負った状態で右手に持ったパイプから自然落下させて撒いていきます。背中や肩に負担が掛かります。背負う重量は袋の重さ3キロプラス肥料重量20キロ
②じょうごの中に肥料を入れて、自然落下させ下についたスカートで左右に広げさせて撒いていきます。人力で押しますので足腰に負担が掛かります、それとバランスをとるのもやっかいです。重量は機械の重さ7キロ肥料の重さ20キロ
③エンジン付の肥料撒き機です。じょうごの中に入れた肥料を機械の底に水平についた円盤状の羽で左右に撒き散らしながら自走します。機械の重量60キロ肥料が2表で40キロ合計100キロを動かします。自分で走って撒いてくれるのですが、なにせ重いバランスをとるのも重労働。
どれをとっても一長一短、楽ではありません。
2008-09-16 12:58